掲載日 : [2018-10-05] 照会数 : 15354
青年会コリパ5都市で連帯…ゆかりの歴史学び広域地方で連帯
[ 野田山墓地の尹奉吉義士の殉国記念碑を訪れた石川コース ]
在日韓国青年会(朴裕植中央会長)では広域地域の会員連帯イベントとして「コリアンユースパーティ2018」(コリパ)を9月15~16日(北海道は2泊3日)と22~23日の2日間、北海道、石川、滋賀、福岡、長崎の5コースで開催した。
5カ所あわせて全国から144人の同胞青年が参加し、各地域の実行委員会が企画した交流、リクリエーション、フィールドワークなどのプログラムを楽しんだ。
北海道コースは北海道、宮城、大阪から40人が参加。釧路を拠点にキャンプを行い、大自然の中でバーベキューやキャンプファイヤー、アクティビティを楽しんだほか、アイヌの歴史について学んだ。
石川コースには神奈川、埼玉、奈良、群馬から32人が参加。金沢周辺の散策や旬のフルーツ狩り、伝統工芸体験などを楽しんだ。また、野田山墓地の尹奉吉義士の殉国記念碑を訪れ尹義士について学んだ。
滋賀コースは米原に、愛知、滋賀、京都から34人が参加し、グランピング施設内でSNS写真企画や班別活動を楽しんだ。近江八幡では朝鮮通信使の歴史を学び、街並みや朝鮮街道を歩いた。
福岡コースは兵庫、広島、福岡、岡山から24人が参加。福岡から壱岐島に船で渡り、マリンスポーツを楽しんだほか、韓国人慰霊碑と天徳寺を訪れ、祖国解放直後韓国人を乗せた船が台風により難破した歴史などについて学んだ。
長崎コースは東京、山梨、長崎から14人が参加。長崎市内観光や岡まさはる記念長崎平和資料館や、軍艦島の石炭資料館を訪れ、日帝時代に渡日した同胞の実情や原爆犠牲者問題などを学んだ。
各地の参加者は「同じルーツを持った仲間と出会えてよかった」「他地方の青年と交流でそれぞれの体験を知り合えて新鮮だった」と感想を述べていた。
また、各コースとも在日同胞ゆかりの歴史を学ぶ企画がもりこまれ、「知らなかった歴史について学ぶことができた」と喜んでいた。